今回は、ジムニー4型から5型へのマイナーチェンジについて、
「何が変わったのか」「なぜ価格が上がったのか」「カスタムはどうなるのか」
この3点を中心に、現時点でカタログから分かる内容を整理して解説します。

① ジムニー5型 最大の変更点|安全装備の大幅進化
今回の5型で最も大きな変更点は、
デュアルセンサーブレーキサポート2(DSBSⅡ) の採用です。
これにより、ジムニーにも以下の最新安全機能が搭載されました。
- アダプティブクルーズコントロール(追従走行)
- 車線逸脱抑制機能・警報
- 低速時ブレーキサポート(前後・AT車)
- 後方誤発進抑制機能(AT車)
これまで「ジムニーは安全装備が古い」と言われることもありましたが、
今回の改良で 現代の基準に一気にアップデート された形になります。

② 価格改定の理由|なぜここまで上がったのか?
5型では MT・ATの価格が統一 されました。
その結果、特にマニュアル車の値上げ幅が大きく見えています。
ジムニー(JB64)値上げ幅
- AT:約15〜16万円前後
- MT:約25〜26万円前後
ジムニーシエラ(JB74)
- AT:約20万円前後
- MT:約30万円前後
正直、価格だけを見ると「高くなった」と感じるのは当然です。
ただし、他のスズキ車や他メーカーでも、
安全装備の大幅刷新=15〜20万円アップは一般的になっています。
「仕方ない」と受け止める方と、「それでも高い」と感じる方、
ここは評価が分かれるポイントです。
③ カスタムの現実|5型は今すぐフルカスタムできない
今回の5型で重要なのが カスタム制限 の問題です。
5型では
- ミリ波レーダー
- 超音波センサー
が追加されたことで、
バンパー交換=エーミング(再調整)が必須 になりました。
つまり、
- 今までのように自由にバンパー交換は不可
- 現時点ではフルカスタムは一旦ストップ
- 各メーカーの正式対応待ちが必要
という状況です。
👉 現段階で確実に可能なのは「グリル交換」程度
(純正アクセサリーでも実際に設定されています)
④ 純正アクセサリーが本気|クラギー&ヘリテージスタイル
今回注目すべきは、スズキ純正アクセサリーの進化です。
クラギースタイル
- ブラック塗装グリル
- ブラック塗装ホイール
- 一体型ルーフラック(新設定)
- ハードタイプスペアタイヤカバー
- 黒系パーツで統一した無骨スタイル
👉 社外カスタムに寄せた純正仕様 と言える完成度です。
ヘリテージ/ブラックリバイバルスタイル
- JA11をオマージュしたデカール
- マットブラック塗装スチールホイール
- クラシック感重視の復刻デザイン
細部まで「分かる人向け」に作り込まれており、
ノーマルベースでも十分かっこいい仕様 になっています。
⑤ まとめ|5型は「仕切り直しのジムニー」
ジムニー5型は、
- 安全装備は大幅進化
- 価格は確かに上昇
- カスタムは一旦リセット
- 純正アクセサリーは過去最高レベル
という 大きな転換点 のモデルです。

スズキアリーナさいたま中央の
運営会社:AMJ株式会社 スズキ軽四輪部門全国最優秀賞受賞、スズキ登録車部門全国最優秀賞受賞